虚無

私は今図書館にいる。


イヤホンで音楽を聴きながらブログを書いている。


まわりを見渡すと、勉強をするもの。携帯を片手に音楽を聴いてるもの。がいる。


彼らには彼らなりの世界が存在する。


例えば、勉強をするものは頭の中で計算だとか己との葛藤だとか様々な論理的思考が飛び交っている。


携帯を片手に音楽を聴いてる人は、きっと頭の中で歌詞とメロディーが譜面から飛び出して架空の世界での物語をみているのであろう。


私はイヤホンを外した。



そこには無音の世界が存在していた。


誰を見てもただ時が止まってるように思える。


もう一度イヤホンをつける。


音楽がながれてきた。。まわりを見渡すとやはり彼らなりの世界がみえてくる。


不思議である。


しかし、時が止まってるようにみえる人たちも時間が経つと何かを解決したのか、その場を去っていく。


私には見えない世界が彼らの中で無限に広がっているのであろう。


だが、話し合っている人は誰一人としていない。つまり、各々のもつ世界を訪ねあってる人はいない。


ひとつ屋根の下であり、受付の人も含み、多くの人がいるのに、図書館では各々がもつ独自の世界を訪ねあってる人はいない。。


図書館は不思議で異空間に感じれる場所であり、いわば神聖な場所である。


[虚無]とは、人間と常に寄り添う大事な要素であるのであろう。